本当に久しぶりに昨年の夏のトルコ・ギリシャ旅行の続きを書きます。
ギリシャに入り最初に行った観光地がいずれも世界遺産に登録されているミケーネとエピダウロスです。
ともに個人で行くことも可能ですが、交通の便が非常に悪いことと、ギリシャ滞在中になるべく多くの観光地に行きたかったことから、今回は現地オプショナルツアーを選択しました。
今回の記事ではミケーネとエピダウロスのツアーの概要や見どころについてお届けします。
ミケーネとエピダウロスを巡るオプショナルツアー
ベルトラ(VELTRA)について
ミケーネとエピダウロスを訪問するオプショナルツアーは数ありますが、今回は馴染みのあるベルトラ(VELTRA)を利用しました。
ベルトラでは日本語での予約はもちろん、日本語ガイド付きのオプショナルツアーも多く用意されていますので、英語に不安がある方にもおすすめです。
オプショナルツアー概要
所要時間 | 約11時間 *ツアー催行日は季節によって異なります。 |
英語ツアー |
87ユーロ(約10,500円) |
日本語ツアー | あり(昼食付きのみ) 175ユーロ(約21,000円) |
注意点 | ・歩きやすい靴・服装で参加してください。 ・夏場はサングラスと日焼け止めを用意されることをおすすめします。 |
日本語ガイド付きのツアーは割高感がありましたので、昼食付きの英語ツアーに参加しました。
このツアーの昼食はナフプリオンという港町でとりますが、多くのレストランがありますので、昼食付きでなくても問題ないと思います。
ミケーネ遺跡とエピダウロス 世界遺産古代遺跡めぐり日帰り観光ツアー
ミケーネ
ミケーネはペロポネソス半島にある古代の都市遺跡です。
ミケーネ文明はアテネやスパルタなどポリスが栄えるはるか前に栄えたエーゲ文明の3大文明のうちのひとつです。また、ギリシア神話の舞台にもなっています。
ミケーネ文明が滅びたのが紀元前1200年頃と古いので、建物らしい建物は残っておらず、お墓、門、建物の土台などがあるだけです。
他の世界遺産を見慣れた方には、ちょっと地味に感じてしまうのではないでしょうか。もちろん歴史的には非常に価値のある遺跡であることは間違いなのですが、あらかじめミケーネの歴史について予備知識を持っていたほうがより楽しめると思います。
駐車場の近くにあるのがアトレウスの宝庫です。たの遺跡からは離れた場所にあります。
かっては財宝が埋められていると思われたため、宝庫という名前がついていますが、実際には墳墓です。
アトレウスの宝庫からしばらく歩くと、ミケーネ遺跡の入口である獅子の門が見えてきます。
門の名称のもとにもなったライオンのレリーフは3200年以上のものとは思えないほどはっきりしており、ミケーネ遺跡の見どころの1つです。
円形墳墓A。シュリーマンが発掘しました。
言われないと分からないと思いますが、王宮跡です。
こちらは北門です。ミケーネは巨石文明で有名ですが、ひとつひとつの石が本当に大きいです。
ミケーネ遺跡には博物館が隣接しており遺跡からの発掘品が展示されています。
ただし有名なアガメムノンの黄金のマスクもミケーネから出土したものですが、ミケーネの泊粒感ではなくアテネの国立考古学博物館に展示されています。
エピダウロス
エピダウロスはペロポネソス半島東部に位置する古代ギリシアの港湾都市で、ギリシア神話の医療の神であるアスクレピオスの聖地です。
「エピダウロスにあるアスクレピオスの聖域」として世界遺産に登録されています。
アスクレピオス神殿を中心に発展したエピダウロスですが、見どころは何と言っても14,000人が収容可能なエピダウロス劇場です。
紀元前4世紀に完成し、現在でも野外劇場として使用されています。
古代ギリシアの劇場で一番美しいと言われるだけのことはあり、本当に見事な劇場です。
左右均等の劇場ですが、斜め上からの写真が一番綺麗に見えます。
エピダウロスにも劇場のそばに博物館があり発掘品が展示されています。
まとめ
学生時代に世界史で学んだ遺跡を訪れることができ感激しました。
ミケーネとエピダウロスは個人で行くには難易度が非常に高いので、オプションツアーを利用しての訪問をおすすめします。
特にミケーネはガイドさんの説明があったほうがより楽しめます。