こんばんは。
トルコ、ギリシアの旅行シリーズをお届けしていますが、航空券は増税前に買うほうがお得かどうかを調べましたのでまとめます。
すでにご存じの方も多いかと思いますが、参考になれば幸いです。
消費税の課税
消費税の課税・非課税の対象は様々な条件がありますが、その中の課税条件として「国内において行うもの」という条件があります。
したがって、国際線に関しては、運賃は消費税課税の対象外となります。
航空券の料金は運賃以外の要素も含まれていますので、以下詳細に見てみます。
国際線航空券料金について
ANAで予約した10月の羽田−ハノイ間の料金の内訳を見てみます。
- 運賃 55,000円
- 旅客サービス施設使用料 2,570 円
- 国際観光旅客税 1,000 円
- 旅客サービス保安料 220 円
- 国際旅客サービス料 2,740 円
- 航空保険料及び燃油特別付加運賃 4,200 円
この中で消費税が加算されている料金は日本の空港施設使用料のみです。
羽田空港施設使用料は「旅客サービス施設使用料」の2,570円です。こちらが10月1日以降は増税を受けて2,610円に改定されますので、40円の値上げになります。
逆に10月以降は燃油サーチャージが片道最大3,500円値下げになりますので、増税後のほうがお得に買えます(もちろんダイナミックプライシングですので運賃自体が高くなる可能性はあります)。
上記の例はANAのWEBサイトで直接予約したパターンです。旅行会社や代理店経由ですと発券手数料等がかかり、そちらは消費税の課税対象になります。
以下、ANAのサイトから国際線航空券に消費税が含まれているかどうかの詳細を引用します。
■消費税を含む各種チャージ・手数料
・発券手数料、交換発行手数料(適用国日本の場合)
・日本の空港施設使用料、保安サービス料など(TAXコード:SW, OI, HJ)
・有料ラウンジサービス(羽田空港・成田空港)■消費税を含まない各種チャージ
・取消にともなう手数料(払戻手数料)/cancellation charge
・変更手数料/reservation change fee
・燃油特別付加運賃/fuel surcharge
・航空保険特別料金/insurance surcharge
・超過手荷物料金/Excess Baggage Charge
・Keep My Fare
・Bid My Price
・ANA COUCHii料金
・有料事前座席指定料金
・事前追加手荷物料金
・国際観光旅客税(日本、TAXコード:TK)/International tourist tax
・日本以外の空港諸税金・料金【ANAWEBサイトより】
国内線航空券料金
一方の国内線の料金は、運賃と空港施設使用料から構成されていますが、いずれも日本国内の消費ですので、増税後は値上がりします。
国内線に関しては、増税前に購入されるのがお得です。
まとめ
無知な私は増税前に国際線の航空券を予約しなくてはと思い、危うく予約するところでしたが、偶然ANAの「よくあるご質問」を目にし、初めて国際線の料金内訳を知りました。
航空券料金はダイナミックプライシングですので、10月以降に確実に安くなるかどうかは分かりませんが、慌てず行きたい時期に行きたい場所でリーズナブルな料金があれば予約すれば良いや!と余裕を持って航空券を探すことができそうです。