こんばんは。
先週末にiPhone XRに機種変更をしました。久々機種変更でしたが、データの引き継ぎ時に注意すべき点がありましたので、忘備録を兼ねてまとめます。
今回の機種変更について
今回、約2年使ったiPhone7からiPhone XRに機種変更をしました。
売れていないと言われているiPhone XRですが、XSやXS Plusと比べるとコストパフォーマンスに優れている点が購入の決め手となりました。
データ引き継ぎの基本的な流れ
以下の機種変更の手順は、SIMフリー機種同士のものになります。
3大キャリアの場合は、多少手順が異なるかもしれませんが、データの引き継ぎの部分はほぼ同様だと思います。
事前準備
まずは、現在使用しているiPhoneの「iPhoneを探す」をオフにし、データのバックアップをします。
バックアップはiTunesを利用するパターンとiCloudを利用するパターンの2種類あります。iTunesを使ったバックアップにはパソコンが必要になりますが、iPhoneの全データをバックアップできますので、おすすめです。
iTunesを使ったバックアップの場合は、必ず「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れてください。
暗号化することにより、パスワードやHealth Careのデータを新しい機種に移行することができるようになります。
一方のiCloudを使ったバックアップは、無料で利用できるiCloudの容量が5GBに限られますので、バックアップできる情報に限りがあります。iCloudの容量を買い足している場合は、その限りではありませんが。
バックアップの詳細はAppleのWEBサイトをご覧ください。
SIMカードの入れ替え
現在利用しているiPhoneのバックアップが完了しましたら、SIMカードを新しい機種に入れ替えます。
iPhoneはSIMカードなしではアクティベーションができません。
新しいiPhoneのアクティベーション
SIMカードの入れ換えた後は電源を入れ画面のガイダンスに従って進めば簡単にアクティベーションできます。
通常のアクティベーションの流れは下記のとおりです。
- 言語を選択する
- 国または地域を選択する
- クイックスタートの画面で「手動で設定」を選択
今まで使っているiPhoneを近づけると、自動的にサインインして設定を引き継ぐことも可能です。 - 使用するキーボードを選択
- Wi-Fiネットワークを設定
Wi-Fiネットワークを設定するとアクティベーションが始まります。 - データとプライバシーの説明の画面で「続ける」をタップ
- Face ID(顔認証)を設定
後でも設定可能です。 - パスコードを作成する
後でも設定可能ですが、Face IDを設定した場合は、設定が必須となります。 - 「Appとデータ」でデータの移行設定を行う
iPhone同士でデーターを引き継ぐ時は「iCloudバックアップから復元」か「iTunesバックアップから復元」を選びます。その他、「新しいiPhoneとして設定」、「Androidからデータを復元」の選択肢があります。 - Apple IDとパスワードを入力し、サインインする
- 利用規約に同意する
- エクスプレス設定の画面で「続ける」をタップ
カスタマイズしたい場合は、「設定をカスタマイズする」をタップ - iPhoneの自動アップデート設定
- 位置情報サービスの設定
- Apple Payを設定
後で設定可能です。 - iCloud キーチェーンの設定
- Siriの設定
- Screen Timeの設定
- iPhoneの解析
- Appの解析
- True Toneディスプレイの設定
- チュートリアル
私は、9でiTunesバックアップからの復元を選択したのですが、OSのバージョンが新しいiPhoneの方が古かったため復元できず、一度新しいiPhoneとして設定後、iTunesバックアップから復元をしました。
iTunesバックアップから復元
iTunesバックアップからの復元は極めて簡単で、iTunesの新しいiPhoneの概要画面の「iPhoneの復元」ボタンを押すと、復元したいバックアップを選択するメニューがでますので、最新のバックアップを選びます。
その際に、「iPhoneのバックアップを暗号化」する際に使用したパスワードを入力する必要があります。
バックアップからの復元に関しては、Appleオフィシャルサイトをご参照ください。
注意すべきデータについて
「iPhoneのバックアップを暗号化」した上でデータの復元をした場合、パスワードを含め大部分のデータは新しいiPhoneに引き継がれますが、いくつかのアプリではデータ復元のために別途設定が必要になります。
LINEのトーク履歴とスタンプ、着せかえ
旧iPhoneでの設定
- メールアドレスとパスワードを設定する
メールアドレスとパスワードが無いとデータの引き継ぎができません。 - トークをバックアップする
- アカウントを引き継ぐをオンにする
新しいiPhoneでの設定
- LINEアカウントにログイン
- 電話番号認証
- トーク履歴の復元
- スタンプ・着せかえの再ダウンロード
詳細手順は下記のWEBサイトの記事がわかりやすいので、ご参照ください。
Google認証アプリを使用した2段階認証
Google認証アプリ自体は新しいiPhoneに引き継がれますが、2段階認証の設定を各サービス毎に再度設定しなくてはいけません。
参考までに私がGoogle認証アプリを利用して2段階認証を設定したサービスは下記のとおりです。
- Amazon
- Bitflyer
いずれのサービスもそれぞれのWEBサイトから再設定する必要がありました。
金融機関のアプリ
当然といえば当然ですが、銀行や証券会社のアプリの大部分は再度設定する必要があります。
金融機関ごとに設定の方法は異なっていましたので、復元前ににデータの移行方法を確認しておいたほうが安心です。
ダウンロードコンテンツ
ミュージックやポッドキャスト、Kindleなどで古いiPhoneにダウンロードされていたコンテンツは基本的に移行できません。
新しいiPhoneで再度ダウンロードしてください。
上記以外にも設定やデータが引き継がれないアプリやサービスがあるかもしれませんので、復元後は新しいiPhoneですべてのアプリを立ち上げ、設定とデータが引き継がれているかどうか確認をしてください。
設定が引き継がれないサービスの場合、古いiPhoneを初期化してしまうと、最悪設定やデータが失われてしまう可能性があります。
まとめ
機種変更時のデータの移行は、方法自体は難しくありませんが、時間がかかる作業です。今回のデータ移行には、トータルで3時間強かかりました。
しかし、一度失われると復元できないデータもありますので、面倒でもこの作業は慎重に実施、確認する必要があります。
年々保有するデータ量は増える一方ですので、簡単にバックアップ・復元ができるようになることを期待します。