私は現地SIM派ですので、アメリカに行った時に困るのが通信手段の確保です。
アジアの国々に比べて、旅行者向けのSIMカードの数も少なく、値段もかなり高めです。事前に色々と調べていたところ、日本で購入できるMOST SIMが一番お得だ、という結論になり、今回のニューヨーク出張で利用しました。
MOST SIMの購入方法から、セッティング、現地で使用しての感想までまとめてご紹介します。
MOST SIMとは
MOST SIMのWEBサイトによると、アメリカに拠点を置き、アメリカのプリペイドSIMを提供する会社のようです。
MOST SIM は2005年に成立した国際モバイル通信サービス会社です。アメリカを拠点とし、会社を成立させてから12年を超えました。
15万人以上のお客様にサービスを提供してきた経験を生かし、MOST SIMは「世界を繋ぎ、完璧な品質を目指す」を目標に高品質の商品とイノベーションを通じて、お客様に今までにない通信体験を提供します。MOST SIMは、厳選したアメリカ用プリペイドSIMの多様なプランで、アメリカへの出張や旅行の予定があるお客様にとってベストな通信サービスを提供いたします。
WEBサイトは、日本語のほか、英語、中国語対応になっていますので、日本人と中国人を主なターゲットにしているのではないかと思います。
扱っているSIMカードはAT&TとT-Mobileの2つのキャリアから選択可能です。
MOST SIMの購入方法
MOST SIMはアマゾンで購入可能です。

MOST SIM - T-Mobile SIM アメリカ SIMカード インターネット 7日間 高速無制限使い放題 (通話とSMS、データ通信高速) T-Mobile回線利用 US USA ハワイ
- 出版社/メーカー: MOST SIM
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
MOST SIMのウェブサイトにも「購入はこちら」というメニューがありますが、クリックするとアマゾンに飛びます。
キャリアと日数により金額が異なります。私はT-Moblie 7日間で2,790円のものを選びました。
AT&Tの方がエリアのカバレッジが広いのですが、テザリングが使えないのと、7日間だとT-Moblieのほうが1,000円安いので、T-Mobileを選択しました。
有効期限内は4Gでのデータ通信は無制限、アメリカ国内通話とSMS発着も無制限と破格の待遇です。
プランの詳細は下記を御覧ください。
MOST SIMのセッティング
届いたパッケージを開けると、SIMカードとSIMカードを入れるトレイを取り出すためのピンが付属しています。
まずは、SIMカードを交換し、SIMカードに初期不良がないかどうかを確認します。
「圏外(No Service)」か「検索中」と表示されば正常です。不良品の場合は、「simカードなし」と表示されます。
<2018年10月15日追記>
SIMカードの初期不良の確認方法が下記のように変更になっていました。
- iPhone:設定→一般→情報でICCIDが89で始まる数字であれば正常です。
- Android:「緊急通話のみ」または「サービスなし」と表示されれば正常です。
初期不良がないかどうかを確認しましたら、オンラインで開通手続きをします。
SIMカードの説明書には、https://open.mostsim.comにアクセスするよう書かれていますが、実際にはリダイレクトがかかっており、https://buy.mostsim.com/openに飛ばされます。
このサイトで、SIMカードの台紙に貼られているシールのSIM Serial No(SIM番号)とパスワードを入力し、「次へ」ボタンを押すと、個人情報を入力するページに進みます。
必要事項を入れて「次へ」を押します。
確認画面が表示されますので、今一度内容を確認して「確認済み」ボタンを押します。
これで開通手続きは完了です。
もし開通日を変更する場合は、48時間前までにメールで連絡する必要があります。
電話番号の連絡
電話番号の連絡は開通日にメールで届きます。日本とニューヨークのようにフライト時間も時差も12時間以上ある場合は、日本出発前に電話番号を知ることはできません。
もし、どうしても電話番号を事前に知りたい場合は、日本の出発日の現地時間を開通日に指定する必要があります。その場合、有効期限が1日短くなってしまいますが…
ニューヨークでの使用について
飛行機の中でSIMカードを入れ替え、JFK国際空港到着後機内モードを解除すると、すぐにT-Mobileのネットワークに接続し、利用可能となります。
私はiPhone7を使用しているのですが、アクセスポイントは自動的に設定されますので、何の設定もしなくて大丈夫でした。
滞在中は、空港とマンハッタンのみで使用しましたが、マンハッタンは場所によって電波の強さがかなり違がっていました。
下りの通信速度も102Mbpsから0.58Mbpsと場所や時間によりものすごく差がありました。
ただし、速度が一番遅い時でも、SNSやGoogle Mapはやや遅いものの使うことはできましたので、実用には問題ありません。
注意点
電話番号お知らせメールに下記のような文言がありました。
アメリカの通信会社はSIMカードの有効期限が切れた後、電話番号を繰り返し使用することがございます。
もし、知らない番号から電話、SMSなどがございましたら、どうぞお気になさらずそのまま無視していただいくようお願いいたします。
お客さまにはご迷惑をおかけしますが、ご容赦くださいませ。
実際ニューヨーク滞在中は4度ほどSMSと電話で連絡がありましたが、全て広告でした。
まあ、友人・知人以外で電話やSMSがくることは無いと思いますので、無視するに限ります。
まとめ
アメリカの旅行者向けSIMカードは意外なほど選択肢が限られています。
今回利用しましたMOST SIMはT-MobileかAT&Tの回線を選ぶことができ、料金プランも豊富で比較的リーズナブルですので、おすすめです。
開通手続きがやや面倒ですが、日本で購入から開通手続きまでを済ますことができ、現地ですぐに使用できるのは、非常に便利です。
アメリカにご旅行の際にはぜひお試しください。