6月の米朝首脳会談の直前の週末にシンガポールに行ってきました。
今回のシンガポール旅行では、値段の安さにつられ中国国際航空のビジネスクラスを利用しました。中国国際航空の利用は、昨年5月のマニラ旅行以来です。
様々な噂がある中国国際航空ですが、実際のところはどうなのか、機内の設備から機内食、キャビン・アテンダントのサービスまでレポートします。
- 中国国際航空について
- 羽田空港でのチェックイン
- 往路 羽田→北京 CA184便
- 往路 北京→シンガポール CA969便
- チャンギ国際空港でのチェックイン
- 復路 シンガポール→北京 CA976便
- 復路 北京→羽田 CA183便
- まとめ
中国国際航空について
中国国際航空は中国のフラッグシップキャリアでスターアライアンスに所属していますす。
中国の国家主席の専用機も中国国際航空のものです。先の米朝首脳会談時に北朝鮮の金正恩委員長にも貸し出されていました。
羽田空港でのチェックイン
羽田空港では、国際線ターミナルの左奥Kカウンターでの受付でした。
ビジネスクラスは専用チェックインカウンターがありましたので、ほとんど待たずにチェックインすることができました。
中国国際航空はスターアライアンスに加盟していますので、ビジネスクラスを利用する場合はANAラウンジの利用が可能です。
往路 羽田→北京 CA184便
使用機材はエアバスA321-213です。
レガシーキャリアの国際線で飛行時間も3時間以上ありますが、まさかのモニターなしです。
ANAの国内線プレミアムクラスのような座席です。アメニティはスリッパとブランケットのみです。
ビジネスクラスは、6割程度の席の埋まり具合です。中国人5割、残りは日本人と西洋人が半々です。
ゲートからはほぼ定刻に移動を開始しましたが、途中の駐機場でまさかの停止です。
アナウンスによると、北京首都国際空港の管制塔からの連絡で、北京首都国際空港の混雑がひどいためしばらく出発できないとのこと。ここで、想定外の事態が発生しました。
キャビン・アテンダントがナプキンをもってやってきて、機内食の準備をはじめました。地上で食べる機内食は初めての経験です。
食事の前にドリンクを聞かれましたので、シャンパンをチョイス。
復路を含めシャンパンは5杯ほど飲みましたが、中国国際航空のシャンパンは冷えてません…
食事は中華を選択しましたが、朝食のためか質素です。
結局、出発も到着も定刻より1時間20分ほど遅れました。
往路 北京→シンガポール CA969便
北京首都国際空港での乗り換えは、もともと4時間15分の余裕がありましたので、1時間20分の遅れでも全く問題ありませんでした。
北京→シンガポール便は、羽田からの便とは違い、Beoing787−9です。
ビジネスクラスの座席もフルフラットタイプです。やや横幅が狭いのと、窓際の席から直接通路に出ることができないことがマイナスポイントでしょうか。
ビジネスクラスにしては小さめですが、モニターも付いています。
アメニティはブランケットとスリッパのみです。
ウェルカムドリンクは冷えていないシャンパンをお願いしました。銘柄はメド・ブリュットです。
食事の時にもシャンパンをお願いしたのですが、まさかの品切れになっていました…
食事は中華をチョイス。前菜自体は美味しいのですが、パンとの相性は今ひとつ…
メインはチキンです。こちらも普通に美味しかったです。ご飯の量が多いです。
デザートはケーキとフルーツで満腹です。ケーキはマンゴー味でかなり美味しかったです。
この便も出発は1時間以上遅れ、飛行中に挽回したものの、最終的に30分ほど遅れてシンガポールに到着しました。
チャンギ国際空港でのチェックイン
ここからは復路です。
中国国際航空のチャンギ国際空港発着はターミナル1です。同じスターアライアンスのANAはターミナル2の発着です。
中国国際航空のチェックインカウンターにはビジネスクラスのチェックインカウンターがなかったため、エコノミークラスの長蛇の列に並びチェックインしました。
後で知ったのですが、ビジネスクラスの利用の場合はSATSプレミアチェックインを利用することができます。事前に調べておらず、失敗しました。
中国の方は荷物が多いので、一人あたりのチェックインにかかる時間が長く、長蛇の列になりがちです。エコノミークラスをご利用の場合は、早めにチェックインカウンターに行かれることをおすすめいたします。
私は1時間50分ほど前にチャンギ国際空港についたのですが、チェックインに1時間近くかかり、ラウンジを利用する時間をとることができませんでした。
参考までに、中国国際航空のビジネスクラスを利用した際にチャンギ国際空港でオファーされるラウンジはSATS PREMIER LOUNGEです。
復路 シンガポール→北京 CA976便
復路の使用機材は、往路の北京→シンガポール便と同様のBoeing787-9です。座席の仕様やアメニティ類も全く同じです。
全ての路線で提供されたのが、下記のおつまみですが、上下に分かれていてナッツと干しぶどうがそれぞれ入っていましたが、これが結構美味しかったです。
機内食は前菜→メイン→デザートと、こちらも往路と同様です。
前菜には寿司が含まれており、往路同様パンとの相性は今ひとつ…
メインはビーフを選びましたが、写真を取り忘れてしまいました…
デザートも往路同様のフルーツとケーキです。復路ではチョコレートケーキをチョイスしました。
復路は北京首都国際空港での乗り換え時間が1時間50分、搭乗時間ベースだと、1時間20分しかありませんので、往路のように飛行機が遅れるとその日のうちに帰国することができないためかなり心配しましたが、良い意味で期待を裏切り、30分ほど早く北京首都国際空港に到着することができました。
しかし、まさかの沖止めで、空港着陸後、駐機場まで15分ほどかかり、そこからバスで更に10分ほどでターミナルに到着です。結局早く到着した時間を全てここで消費しました。
北京首都国際空港での乗り換えについては、次回別の記事でご紹介します。
復路 北京→羽田 CA183便
復路の北京→羽田も往路と使用機材やアメニティ類は全く同様です。
機内食は、夕食ということもあり、往路より充実していますが、中華を選んだのが失敗でした。
往路の北京→シンガポールのメインと同じ料理でした…
羽田着は予定よりも15分ほど早かったですがこちらも沖止め。
キャビン・アテンダントの対応は、全便通じて非常に親切で、テキパキとした対応で好感がもてました。
ただ、羽田←→北京線に関しては、日本語を話せるキャビン・アテンダントがいないだけでなく、日本語の機内アナウンスもなしです。
機材といい、中国国際航空が日本路線に力を入れていないことがありありです。
まとめ
感想として、時間にあまり正確ではない点は、特にコネクティングフライトを利用する場合は、注意が必要だと思いました。
ビジネスクラスについてですが、普通に快適でしたが、他の航空会社と比較すると、設備やアメニティ、機内食の点でやや劣ると思います。特に羽田←→北京路線は今一つです。
ただし、シンガポールまでのビジネスクラスの値段はANAやJALの半額以下とかなり安いので、時間に余裕がある時には利用しても良いかなと思います。
時間に余裕がある時に限りビジネスクラスで利用する、というのが中国国際航空についての個人的な結論です。