来週から出張でニューヨークへ行くのですが、ESTAの有効期限が切れていましたので、改めて申請しました。
忘備録を兼ねて、ESTA申請の手順をまとめます。
ESTAとは
ESTAとはElectronic System for Travel Authorization(電子渡航認証システム)の略で、米国国土安全保障省により2009年1月12日から義務化されています。
アメリカに短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する場合は、VISAは免除されていますが、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインでESTAの認証を取得する必要があります。
事前にESTAの認証を取得していない場合、航空機等への搭乗や米国への入国を拒否されます。
申請料金と有効期限
申請料金は一人あたり、US$14です。
有効期限は2年間で、通常一度認証を受けると米国への複数回の渡航が可能になります。ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になります。
申請方法
ESTAの申請は、下記のWEBサイトからおこないます。日本語にも対応しています。
Department of Homeland Securityの公式ウェブサイト
申請手順
WEBサイトにアクセスし、「新規申請」ボタンを押すと、同ページの下部までページが移動します。
「個人による申請」もしくは、「グループによる申請」をクリックします。ご家族で申請する場合は、「グループによる申請」を選択してください。
今回、私は「個人による申請」を選択しましたので、以下は個人による申請の例となります。
セキュリティに関する通告が表示されますので、「確認&続行」をクリックします。
免責事項
免責事項のページが表示されますので、「はい、私は上記の説明を読み、内容を理解し、これらの条件に合意します。」にチェックを入れ(2箇所)、「続行」ボタンを押します。
申請者の情報
申請者情報を入力するページに移りますので、必要事項をすべて入力してください。
右上の「旅券をアップロード」からパスポートの写真をアップロードすると、パスポートの情報は自動的に入力されます。
ページの下部には、国籍情報やなぜか両親の入力欄、それから連絡先、勤務先情報まで入力する必要があります。
必要事項をすべて記入し終わりましたら、「次へ」ボタンを押し進みます。
渡航情報
渡航情報の入力ページに移ります。最初に乗り継ぎかどうか聞かれ、乗り継ぎでない場合は、必要事項を記入します。
米国内の連絡先情報はホテルの情報を入力すればOKです。
米国滞在中の住所はブランクで、米国内および米国以外の緊急連絡先情報は日本の家族の情報を入力し、「次へ」をクリックします。
適格性についての質問
適格性についての質問のページに進みますので、すべての質問に答えましたら、「申請内容に関する証明」のチェックボックにチェックを入れて「次へ」ボタンを押します。
「申請内容に関する証明」はご本人が記入している場合にチェックしてください。第三者のESTAを代理で申請している場合は、その下の「第三者による代理申請の場合に限定」にチェックを入れます。
申請内容の確認
次に申請内容の確認ページに移ります。
このページはやや注意が必要です。「申請者の情報」、「申請者情報」そして「の旅行情報」の左にある+をクリックし、内容を確認のうえ、「確認&続行」ボタンを押す必要があります。
この処理をしないで「次へ」ボタン押しても反応しません。
「確認&続行」ボタンを押すと、「内容確認済み」という表示に変わります。
「申請者の情報」、「申請者情報」そして「の旅行情報」を確認済みにすると、「検証」の入力ができるようになりますので、+を押して開き、再度パスポートNO、発行した国、姓そして生年月日を記入し、「次へ」を押します。
支払い
以上で入力は完了ですが、最後に支払いをする必要があります。
免責事項の横のチェックボックスにチェックを入れ、「今すぐ支払う」ボタンを押します。
支払いはPayPalかクレジットカード、デビットカードで可能です。
私はPayPalを選択しましたので、PayPalのサイトが表示され、ログイン後、支払い内容に同意すると、ESTA申請のページに戻ってきますので、内容を確認して「送信」ボタンを押します。
支払いが完了すると、完了画面に遷移しますが、その時点では「認証は保留中」という表示になっています。
判定は72時間以内にくだされるとありますが、私の場合は3分ほどで承認されていました。
ESTA申請内容の確認方法
ESTAを申請したWEBサイトから確認可能です。
Department of Homeland Securityの公式ウェブサイト
「既存の申請内容を確認」をクリックします。
ページ下部まで移動しますので、「個人申請の状況確認」をクリックします。
セキュリティに関する通告が表示されますので、「確認&続行」をクリックします。
申請番号が分かっている場合と分かっていない場合で入力内容が異なります。
- 申請番号が分かっている場合
パスポート番号、生年月日、申請番号を入力します。
- 申請番号が分かっていない場合
パスポート番号、生年月日、姓、下の名前、国籍を入力します。
認証承認されていると下記のような画面になります。
念の為、データとして保存されるか、プリントして旅行時に持参されると安心です。
まとめ
ESTAはアメリカに観光で行くためには必ず申請する必要があります。ご自身で申請するのが面倒な場合は、代行業者に頼むこともできます。
ただし、代行を利用する場合は、結構な手数料がかかりますので、ご自身で申請されることをおすすめします。
入力項目は多いですが、日本語対応したWEBサイトから入力できますので、決して難しくはありません。
アメリカ旅行をお考えの方にこの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。