以前の記事でまとめましたヨーロッパ最強の周遊SIMカードと言われるVodafoneアイルランドのSIMカードをイギリスとフランスで使用してきました。
最強という名に相応しく、費用対効果に非常に優れたSIMカードでしたので、実際の使用方法や通信スピードなどについてレポートします。
事前準備
VodafoneアイルランドのSIMカードですが、アイルランド国外の使用は割高のイメージがあるかもしれませんが、ヨーロッパ域内でしたら、ほぼすべての国でアイルランド国内と同じ条件で利用できるという、スグレモノのSIMのカードです。
購入方法からMy Vodafoneへの登録、注意点などに関しましては、以前の記事で詳しくまとめていますので、そちらを参考にしてください。
Add onの購入
出発が近づきましたら、My VodafoneからAdd onのプランを購入します。私は€5で、28日間有効、データ容量1GBのプランを選択しました。
注意点としては、SMSや通話はできません。また、Data容量を買い足すこともできないようです。容量が少なくなった時に追加で購入しようと試みましたが、データのAdd onの追加購入はできませんでした。
もしかしたら、データ容量を完全に使い切ったら購入できるのかもしれませんが、今回は僅かにデータ容量が余ったので、検証はできませんでした。
データをよく使う方は、同じく28日間有効で5GBバイトで€15のプランもあります。
現地滞在が28日未満の方は出発日に日本でプランを購入することをおすすめします。
現地で購入する場合は、Wifiが必要になりますし、My Vodafoneへのアクセス時にパスワードを入れる必要がありますので、セキュリティ面でもFree Wifiの使用はおすすめできません。
SIMカードの入れ替えと設定
飛行機の中で、SIMカードを事前に入れ替えておくのがおすすめです。
その際に設定でローミングをオンにしておく必要があります。ヨーロッパ域内でアイルランド国内と同じ条件で使用できると言っても、ローミングであることにはかわりがありません。
iPhoneの場合、APNは設定する必要はありませんが、AndroidでAPNを設定する必要がある場合は、live.vodafone.comと設定してください。
ロンドンでの使用
ヒースロー空港に到着し、機内モードをオフにすると、すぐにVodafone UKの電波を掴みました。と同時に、Vodafoneからローミングに関するメッセージがSNSで届きます。
ロンドン市内の場合、私の活動した範囲では、ほぼ全域で4Gで通信することができました。通信のスピードも下りで15.4MBと文句無しで、快適に使用することができました。
ロンドンでの注意点としては、地下鉄はほぼ圏外ですので、地下鉄を使ってどこかに行く時は、乗る前に出口などを確認しておくのが良いと思います。
パリでの使用
ユーロスターでパリに着いた時には、SFRの電波に変わっていました。細かくチェックはしてませんが、海底トンネルを出たあたりで変わっていたのだと思います。
また、フランスでのローミングについてのSNSも届きました。
パリでも大部分のエリアで4Gを掴むことができましたが、ところどころ3Gになるところがあり、ロンドンと比べると多少4Gのエリアが狭い印象です。
ただし、実用にはほとんど影響がありません。
4Gを掴んだ時の通信速度は、上りはやや遅いものの下りは問題がないレベルです。
地下鉄の電波に関しては、地下鉄でのスマートフォン使用は防犯上避けたほうが良いとアドバイスされましたので、確認しておりません…
まとめ
噂通り、Vodafoneアイルランドはヨーロッパ周遊SIMカードとしては最もコストパフォーマンに優れていると思いました。
特に数カ国を回る場合は威力を発揮します。ローミングさえ設定しておけば、国が変わったことを全く意識せずに使うことができます。
デメリットとしては、半年に€5ずつチャージする必要がありますが、2年に1度くらいヨーロッパに行けば元は取れるのではないでしょうか。
ぜひ、ヨーロッパに行く機会の多い方は、Vodafone SIMカードをご検討ください。