出張中、ロンドンからパリの移動にユーロスターを使用しました。
ヨーロッパの電車の旅は憧れでしたが、予想通り快適な2時間強の旅でした。
今回の記事ではユーロスターのチケットの買い方、乗り方、そして注意点までご紹介します。
ユーロスター
ユーロスターは、英仏海峡トンネルを通ってイギリスとヨーロッパ大陸を結ぶ、最高速度 300km/h の高速鉄道です。
ロンドンでユーロスターに乗車するには、セント・パンクラス駅からの乗車になります。
ゴシック様式の建物は駅とは思えない佇まいです。
セント・パンクラス駅に隣接してキングストン駅があります。ハリー・ポッターがホグワーツ魔法学校へ向けて出発した駅ですね。
チケットの買い方
ユーロスターは、スタンダード(2等)、スタンダードプレミア(フレキシー料金1等)、ビジネスプレミア(ビジネス)の3クラスに別れています。
座席のクオリティが違うのはもちろんのこと、スタンダードプレミアとビジネスプレミアには食事もついています。
価格は乗車日や予約するタイミングで変動します。
参考までに予約ページのキャプチャを載せておきますが、ビジネス以外は列車によってかなり価格が異なります。
予約はユーロスターのWEBサイトで可能です。
ユーロスターのWEBサイトは、価格がポンド表示で日本語には対応していませんので、日本語で予約したい場合は、レイルヨーロッパのWEBサイトが利用できますが、価格はユーロスターのWEBサイトよりも高めです。
ユーロスターの乗り方
ユーロスターの乗り方は電車というより、飛行機に近いです。ゲートを通り、荷物検査を受ける必要があります。
ゲートを通れる時間が電車毎に決まっており、あまり早く来てもゲートを通れず待つ必要があります。また、遅くなりすぎると乗車手続きが間に合わない可能性があります。1時間〜1時間半前くらいにセント・パンクラス駅に到着するのが良いのではないでしょうか。
イギリスはEUに加盟している現在でもシェンゲン協定に 加盟していませんので、他のEU圏内の国との往来でも出入国審査が必要です。
手荷物検査が終了すると、まずイギリスの出国審査を受け、次にフランスの入国審査を受ける必要があります。
イギリスの出国審査は入国審査とはうってかわりフリーパスです。フランスの入国審査もゆるく、なんの質問もなく完了です。
参考までにフランスからイギリスに向かう場合、イギリスの入国審査はかなり厳しいそうです。
ユーロスター車内
ユーロスターは乗車口の近くに大きな荷物置き場があります。
座席は番号の振り方の法則がよく分からないことと、向きがバラバラで、2人掛けで進行方向をむいている席、同じく2人掛けですが進行方向とは逆をむいている席、更には2人ずつ向き合うボックス席のようなタイプまで混在しています。
予約の時の座席指定が重要ですね。
車内ではフリーWifiに接続可能です。
パリ北駅
ロンドンを出発すると、2時間15分ほどでパリに到着します。パリの表玄関はパリ北駅です。
だいぶ改善されているそうですが、パリ北駅周辺は治安が悪いと言われています。スリやひったくりには注意が必要です。
パリ北駅からの移動は地下鉄メトロを使用するかタクシーになります。
タクシーは旅行者と見るとシャルル・ド・ゴール空港空港からパリ市内への固定料金である、55ユーロを提示するドライバーもいますので注意が必要です。
必ずメーターを使っているか確認してください。
まとめ
ユーロスターは手荷物検査や出入国審査があり、普通の列車のように気軽に乗車できません。飛行機に乗るのと同様のイメージです。
私はスタンダードを利用しましたが十分快適な2時間15分の旅でした。
日本の新幹線とはまた違った趣があり、また機会があれば乗ってみたいと思います。