こんばんは。
前回のウェストミンスター、バッキンガム宮殿観光に続き、ロンドン観光の2回目は、ロンドン塔と大英博物館についてご紹介します。
タワーブリッジ
バッキンガム宮殿を後にして次なる目的地ロンドン塔を目指します。
グリーンパーク駅まで歩き、ロンドンブリッジ駅まで地下鉄ジョリビー線を利用しました。
ロンドンブリッジ駅からロンドン塔までは徒歩15分程ですが、道中は1894年に完成した跳開式の可動橋 タワーブリッジを見ることもできます。
タワーブリッジもロンドンの観光名所として有名です。
ロンドン塔
ロンドン塔は中世の城塞ですが、世界遺産に登録されており、正式名称は「女王陛下の宮殿にして要塞」です。その正式名称の通り、現在も儀礼的な武器などの保管庫、礼拝所などとして使用されています。
営業時間と入場料
営業時間は夏時間と冬時間に別れています。
夏(3月1日〜10月31日)
火曜日―土曜日 09:00-17:30
日曜日、月曜日 10:00-17:30
最終入場時間 17:00
冬(11月1日〜2月28日)
火曜日―土曜日 09:00-16:30
日曜日、月曜日 10:00-16:30
最終入場時間 16:00
入場料は大人で26.8ポンドから(オンラインで予約した場合は、22.8ポンドから)とややお高めです。
料金の詳細はロンドン塔のWEBサイトをご覧ください。
見どころ
ロンドン塔はかなり広く、ゆっくり見るとゆうに2時間以上は必要です。当日は時間も限られていましたので、全部は見れなかったのですが、私が見た中で印象に残ったスポットをご紹介します。
クラウン・ジュエル(Crown Jewels)
今回ロンドン塔で一番見たかったのが、世界最大級のダイアモンド カリナンです。カリナンの原石は3106カラットの大きさがありましたが、大小合わせて100個以上にカットされました。
その中で一番大きなものがカリナンⅠ、次がカリナンⅡという風に名付けられており、カリナンⅠ、Ⅱはロンドン塔のクラウン・ジュエルに展示されています。
- カリナンⅠ=530.20ct、偉大なアフリカの星 (The Great Star of Africa)」と呼ばれ、王笏に飾られている。
- カリナンⅡ=317.20ct、大英帝国王冠に飾られている。
クラウン・ジュエルの内部は残念ながら撮影禁止です。
ホワイト・タワー
ロンドン塔で最初に建てられたのがホワイト・タワーです。敷地内のほぼ中央に位置します。
1075年から1079年にかけ、ウィリアム征服王によって建設されたホワイト・タワーは当時のロンドン市民に畏怖の心を植えつけたそうです。
また、テムズ川をさかのぼってロンドンに侵入しようとする者を阻止する強固な要塞の働きをしました。
現在は、イギリスの過去から現在にいたる武具が収められ、博物館として開放されています。
Medieval Palace
エリザベス1世を除く数々の国王が暮らした宮殿です。現在の宮殿の部屋は、エドワード1世(在位1272-1307年)当時の様子を再現しています。
ワタリガラス
ロンドン塔には、ワタリガラス(Raven)が飼育されています。
かって、チャールズ2世がロンドン塔に住み着いたワタリガラスの駆除を考えていたところ、「カラスがいなくなるとロンドン塔が崩れ、ロンドン塔を失った英国が滅びる。」と占い師に予言され、それ以来、6羽と予備の1羽のワタリガラスを飼育する風習が始まったとされています。
大英博物館
ロンドン塔を後にし、地下鉄サークル線タワー・ヒル駅から、エンバークメント駅でノーザン線に乗り換え、トッテナムコートロード駅に向かいました。
トッテナムコートロード駅からは徒歩10分ほどの距離です。
営業時間と入場料
大英博物館の営業時間は10時〜17時半で入場料は何と無料です。
館内は広いのでマップは必須です。無料のマップもありましたが、私は寄付を兼ねて有料のカラーマップを2ポンドで購入しました。
みどころ
世界史の教科書に載っている発掘品や美術工芸品が溢れており、じっくり見ると数日必要です。その中でも必見スポットをご紹介します。
ロゼッタ・ストーン(ルーム4)
ナポレオンのエジプト遠征時に発見され、ヒエログリフ解読のきっかけとなった石碑です。教科書で見た人も多いのではないでしょうか。
ラムセス2世 の胸像(ルーム4)
エジプトの有名な王ラムセス2世の胸像です。3000年以上も前に作られたとは思えないほど綺麗です。
右胸の穴はナポレオンが運び出す際に開けたものだそうです。
ゲイヤーアンダーソンの猫(ルーム4)
エジプトの女神「バステト」の化身とされる猫のブロンズ像です。
バステトのぬいぐるみは大英博物館のお土産としても人気で、私も娘に購入しました。
アッシリアの守護獣神像(ルーム10)
アッシリアの宮殿に魔除けとして置かれていたそうです。顔は人間ですが、体は翼をもった動物(牛?)です。
ネレイデスモニュメント(ルーム17)
ギリシア・ローマの部屋ではネレイデスモニュメントが印象に残りました。
紀元前4世紀ころの墓廟と言われています。
モアイ像(ルーム24)
南北アメリカの部屋に入ると、正面に有名なモアイ像が鎮座しています。
ルイス島のチェス駒(ルーム40)
このチェス駒は12世紀頃セイウチの牙から作られたそうです。
「ハリーポッターと賢者の石」の終盤で、ロンが操った巨大駒のモデルになっています。
まだまだ見たいものはたくさんあったのですが、閉館時間が近づき断腸の思いで大英博物館を後にしました。
MI6本部(おまけ)
007ファンにとっては欠かせないスポットではないでしょうか。
どうしても行きたかったので、別の日の仕事前に見に行ってきました。
最寄り駅は地下鉄ヴォクソール駅ですが、テムズ川を挟んで写真を撮りたかったため、ピムリコ駅で降りて歩きました。
ロンドン観光の注意点
ロンドン観光の注意点としては、公衆トイレの数が少ないことと、有料であることです。バッキンガム宮殿周辺の公園でトイレに行こうと思った時に、コインを持っておらず、両替できる場所もなかったので、一度ホテルに戻る羽目になりました。
地下鉄の駅のトイレも有料でした。
カフェやレストラン、博物館などのトイレは無料で使えますので、ご利用の際にはトイレも利用しておいたほうが良いと思います。
また、もう一つ気を付けていただきたいことは、観光地の営業時間が短いことです。特に日曜日はお休みだったり、開館時間が遅かったりしますので、事前に営業時間はチェックしてスケジュールを立ててください。
まとめ
実質7時間弱という弾丸でのロンドン観光でしたが、行きたかった場所はほぼ網羅することができました。
当然、ゆっくり観光できればそれに越したことはありませんが、ロンドンの場合、限られた時間でもうまく計画をたてれば色々なスポットに行くことができます。
よろしければ、前回の記事もあわせてご覧ください。