シンガポールのSIMカードについては何度か記事にしていますが、今回はANAが発着するチャンギ国際空港 第2ターミナルで購入できるSIMカードとその特徴、購入場所についてまとめます。
シンガポールでのSIMカードの選び方
最初にシンガポールのプリペイドSIMカードについて触れておきます。
注意点としては、シンガポールではプリペイドSIMカードは1人3枚までしか持つことができません。一度に3枚買うことは無いと思いますが、シンガポールに頻繁に訪れる場合は覚えておいてください。ただし、有効期限が切れたSIMカードはカウントから外れます。
プリペイドSIMカードは大きく分けて下記の2つに分類されます。
- 有効期限が短い短期旅行者向け(Tourist SIM)
- 有効期限が長い長期滞在者もしくは頻繁に訪問する人向け
通常の旅行者は1のタイプを選んでおけば間違いありませんので、1のタイプに絞り、下記にまとめます。
キャリア別SIMカード
シンガポールのキャリアはSingtel、StarHub、M1の3社です。
Singtel Hi! Tourist SIM
Singtelはシンガポールの最大手キャリアで、Tourist SIMカードのプランは下記の3種類から選ぶことができます。
- SG$15 7日間有効 データ通信容量100GB
- SG$30 10日間有効 データ通信容量100GB
- SG$50 10日間有効 データ通信容量100GB SIMカード2枚
いずれのプランも一定時間・回数までの通話・SMSの送信が可能です。また、データ通信容量100GBは2017年12月31日までのキャンペーンです。
その他の詳細はSingtelのWEBサイトをご覧ください。
Singapore's Best Prepaid Tourist SIM: Packed with everything you need | Singtel
StarHub Happy Prepaid
StarHubもHappy Prepaid SIMという旅行者向けのSIMカードを扱っていますが、有効期限が長く純粋な短期旅行者向けのSIMカードとは言い難いです。
一応プランを紹介しておきます。
- SG$18 180日間有効 データ通信容量15GB(5日間)
- SG$32 180日間有効 データ通信容量15GB(10日間)
*このプランのみHappy Travel Prepaidという名前です。 - SG$50 180日間有効 データ通信容量15GB(5日間)
StarHubのプランは、有効期限が長い上に、購入金額と同じかそれ以上のクレジット(残額)が付いてきますので、中期滞在の方や半年間に何度もシンガポールに行く予定のある方は使いやすいと思います。
また、$32と$50のものはデータローミング用のデータパックが付いていますので、シンガポール以外の国に行く場合は、選択肢に入ってくると思います。
通話・SMS料金はクレジットから従量制で引かれます。
シンガポールだけの短期滞在の場合は、Singtelの方が使いやすいです。
M1 Tourist SIM
M1の旅行者向けのプランは下記の3種類です。
- SG$15 5日間有効 データ通信容量100GB
- SG$30 10日間有効 データ通信容量100GB
- SG$50 10日間有効 データ通信容量100GB
Singtelとプランが非常に似ています。$50のプランはローミングが可能で、5GBのローミング用のデータ容量が付属しています。
通話・SMSはSingtel同様、一定時間・回数までプランに含まれています。
SingtelのTourist SIMとプランの内容的には遜色ありませんが、チャンギ国際空港では$15のものは購入できませんので、買いやすさの点でSingtelに軍配があがります。
更に詳しい情報はM1のWEBサイトをご覧ください。
購入場所
以下、チャンギ国際空港 第2ターミナル到着ロビーでSIMカードが購入できる場所です。
Singtel Shop
いつも私はSingtel Hi! Tourist SIMを使っていますが、空港のSingtel Shopでは購入したことがありません。
というのも以前、購入しようと思い訪問したところ、Tourist SIMは扱っていないと言われたからです。
今回は時間の関係で立ち寄れなかったので、現在の取り扱いに関しては不明です。
営業時間は24時間営業です。
StarHub Counter
第2ターミナルのStarHubカウンターも24時間営業です。実は今回、StarHubのSIMカードを買うつもりでした。ところがカウンターに行ったところ、長蛇の列…結局いつもと同様にSingtel Hi! Tourist SIMを買うことになりました。
Travelex
SingtelのTourist SIMを買う場合、一番のおすすめがTravelexです。24時間営業のうえ、いつも空いていて並ばずに購入できる点が一番のメリットです。Tourist SIMしか扱っていないので、プランの選択に迷うこともありません。
両替派の方は、両替のついでにSIMカードを購入できますので、非常に便利です。
デメリットとしては、一切設定をしてくれませんので、自分で設定をする必要があります。設定と言っても、SIMカードを入れるトレイを取り出すためのピンはカウンターに置いていますので、SIMカードを入れ替えるだけで特別な設定は不要です。
UOB
UOBの両替所ではStarHubのSIMカードを購入可能です。こちらも24時間営業です。
Changi Meet & Greet
現在、M1の直営ショップはチャンギ国際空港にはありません。Meet & GreetでM1のTourist SIMを購入可能ですが、$30と$50のみの取り扱いで、短期滞在者向けの$15のものは取り扱っていません。
営業時間は午前6時〜深夜0時までです。
まとめ
チャンギ国際空港 第2ターミナルは様々なSIMカードが購入可能ですが、シンガポールのみの訪問で短期滞在の場合は、Singtel Hi! Tourist SIMの一択だと思います。
購入が容易なことに加えて、アクティベーションや設定が不要で、通話やSMSなどがつかえるオールインワンパッケージのSIMカードです。
よろしければ、Singtel Hi! Tourist SIMの使用方法や使用感をまとめた以前の記事もご覧ください。