2018年10月18日に羽田空港のイミグレーションに顔認証のゲートが設置されました。
iPhone Xや香港国際空港のSmart Depatureなど、最近は顔認証がトレンドのようです。
使い勝手や精度など気になる点もありましたので、香港からの出張帰りに早速試してみましたが、想像以上に快適でした。
香港出張編の最後は羽田空港の顔認証ゲートに関してまとめます。
ボケた写真しかなくすみません…
顔認証 入国ゲートについて
顔認証 入国ゲートについて、入国管理局報道資料を法務局のWEBサイトから引用します。
法務省入国管理局では,平成29年10月18日(水)から,羽田空港上陸(帰国)審査場に顔認証ゲート3台を先行導入し,日本人の帰国手続において運用を開始します。なお,顔認証ゲートの利用に当たり,事前の利用登録手続は必要ありません。
道入の目的は次のとおりです。
観光立国実現のため,訪日外国人旅行者数を2020年に4,000万人,2030年には6,000万人とすることを目指し,様々な取組が行われているところ,顔認証技術を活用して日本人の出帰国手続を合理化し、より多くの入国審査官を外国人の審査に充て、審査の厳格さを維持しつつ更なる円滑化を図ることを目的とするものです。
入国がスムーズになるのは良いことだと思います。
上のボケた写真には「日本人出入国」とありますので、いずれは出国にも使われるようです。
顔認証入国ゲート 利用方法
まだ導入して10日目ということもあり、大部分の方が顔認証 入国ゲートの存在を知らないようでした。ゲートの近くに係員がいて、「登録不要で利用できます 」という案内をしていました。
新しいもの好きの私は、さっそく利用することにしました。
利用条件は次のとおりです。
- ICパスポートを所有している
- 機械を一人で操作できる
- 身長が135cm以上である
実際の利用はいたって簡単です。
- パスポートの顔写真があるページを開いてスキャナーに載せる。
- カメラに顔を向け写真を撮る(帽子、マスク、サングラスは外す)。
- パスポートの写真と撮影した写真を照合し、本人確認ができればゲートが開く。
この3ステップで完了です。
精度に関して触れた記事は探せなかったのですが、香港のSmart Departureが99%の精度ということですので、同じくらいではないでしょうか。
まとめ
思いがけず羽田空港で顔認証の入国ゲートを利用することなりましたが、非常にスムーズでした。事前の登録が必要ない点もポイントが高いです。
夜の9時半から10時頃は羽田に到着する便が多いので、いつも入国審査に時間がかかっていました。今回もイミグレーションに向かう人は多かったのですが、顔認証を使っている人も多く、日本人の入国に関しては、劇的に時間が短縮されていました。効果絶大です。
来年度中には成田や関西、福岡などの国際空港にも導入予定とのことです。