シンガポールに行くときはいつもSingtelのTourist SIMを使用しています。リーズナブルな上に、SIMカードをセットするだけでアクティベーションしますので、簡単に使うことができます。
購入からアクティベーション方法、実際の使用感までレポートします。
シンガポールのSIM事情
まずはシンガポールのSIM事情について簡単に触れておきます。
Singtel、Star Hub、M1が3大キャリアです。最大手はSingtelで約45%のシェアを誇っています。Star Hubが2番手、M1が3番手です。いずれも4G対応の上、空港で購入することができます。各社のWEBサイトを見ると、各社Tourist SIMを販売しているようですが、私はSingtel以外のTourist SIMは見たことがありません。
Singtel Tourist SIMのプラン
さて、SingtelのTourist SIMですが、使用期間とデータの容量によって3種類から選ぶことができます。
Singapore's Best Prepaid Tourist SIM
通常の観光でしたら5日間で4GBのデータ通信容量のものを選べば問題ないと思います。データ通信はもちろん4G対応です。価格は15シンガポールドル(約1,200円)ですので、リーズナブルです。
どこで購入するか
もちろんチャンギ空港で購入することができますが、注意が必要です。Singtelの直営ショップやInformationカウンターなどでもSingtelのSIMカードを扱っていますが、通常のPrepaidカードしか扱っていない場合が多いからです。私は初めてシンガポールに行った時に当然のようにSingtelのショップに行ったのですが、Tourist SIMは取り扱っていませんでした。
どこで購入しているかというと、両替で有名なTravelexをいつも利用しています。こちらでは今まで3回トライして100%購入することができました。チャンギ空港の全てのターミナルにTravelexはあります。
私は両替はクレジットカード派ですが、現金派の方は両替とSIMカードの購入を一度で済ますことができます。
購入は至って簡単で、パスポートを提示するだけですぐに購入することができます。ただし、設定はやってくれませんので、自分で行う必要があります。
<2017年12月7日追記>
チャンギ国際空港 第2ターミナルで購入できるSIMカードについてまとめましたので、そちらもあわせてご覧ください。
アクティベーション方法
こちらはSIMカードの入れ替えだけですぐに使用することができます。SMSを送ったり、設定する必要は全くありません。
参考までに、下記にSIMカードの入れ替え手順をまとめておきます。
事前準備
まずはSIMフリーのスマートフォンが必要です。最近では3大キャリアの端末でもSIMロックが解除できますので、事前にロックを解除しておきましょう。
私はSIMフリーのiPhoneとIIJ mioを使用しているのですが、日本国内でデータ通信をするためには、IIJ mioのプロファイルをインストールする必要があります。 恐らく他のMVNOも一緒だと思います。このプロファイルを事前に削除しておきます。プロファイルが残っていると、現地SIMを入れてもデータ通信できませんので、これは重要です。
iPhoneの場合は下記の手順で削除できます。
「設定」→「一般」→「プロファイル」→「(Cellular)IIJmioモバイルサービス」(ここは使用しているMVNOのプロファイルを選びます)→「プロファイルの削除」
また、Wifiに接続してる場合は、Wifiもオフにしておいたほうがベターです。SIMを入れ替えた後、データ通信ができたと思っていたら、実はWifiに接続していただけ、ということになりかねません。
設定
設定はいたって簡単です。ピンを使って、SIMカードホルダーを開き、今入っているSIMカードを購入したSIMカードに変更するだけです。ピンはTravelexにありますので、自分で用意する必要はありません。
SIMカードを入れ替えるだけで、SingtelからSMSが届きます。これでアクティベーション完了です。iPhoneの場合、APNの設定も必要がありません。
その後は、ブラウザを立ち上げ、接続テストをしてくだい。Wifiに接続されていないことは、必ず確認してください。
注意点としては、普段使っているSIMカードの保管です。小さいですし、無くしてしまうリスクが高いので、私は下記のSIMカード用のケースを持ち歩いています。
使用感
シンガポールはIT先進国だけのことはあり、ほぼ全域で4Gの電波を掴む事ができます。スピードも十分で、空港とオーチャード通りで2回計測しましたが、上りがそれぞれ65.41Mbps、28.58Mbpsと十分な速さです。
日本並み、いや日本以上の快適さです。
一度現地SIMカードを使い始めると、快適な上にリーズナブルなので、ローミングやモバイルWifiには戻れません。
まとめ
- Singtel Tourist SIMはチャンギ空港で購入できるが、直営ショップでは扱っていないこともあるので、両替のTravelexで購入するのが確実
- 5日までの滞在なら、4GBのデータ通信容量がついた15シンガポールドルのプランがおすすめ
- Travelexでの購入の場合、自分でアクティベーションする必要があるが、SIMカードを差し替えるだけでOK
- 普段使っているSIMカードを保管するためにSIMカードケースを持ち歩くことをおすすめ
- 通信環境に関しては、エリア・速度とも申し分なし
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