2月の香港訪問時に以前から気になっていたeチャンネル(フリークエントビジターeチャンネル)を登録しましたので、手続き方法についてまとめます。
香港に行かれたことのある方はおわかりだと思いますが、香港国際空港のイミグレーションはいつも混んでいます。私の経験では平均で30分、長い時で1時間近く入国審査にかかっていました。
eチャンネルを利用するとものの数分で入国手続が完了します。
*この記事は2011年11月4日に大幅加筆しました。
eチャンネルの概要
eチャンネル(e-道、e-channel)は、2004年12月16日に導入された香港の自動出入境ゲートのことです。
香港IDカードを所持する香港居住者のほか、1年間に香港への入国が3回以上ある者に発行される「香港国際空港フリークエントビジターカード(現在は新規発行なし)」所持者、もしくは航空会社マイレージサービス上級会員資格保持者も利用可能です。
現在eチャンネルのゲートは、香港国際空港の他、中環と九龍のフェリーターミナルや幾つかの鉄道駅に設置されています。
eチャンネル登録資格
- 申請者本人が18歳以上であること
- 香港入国に際し、有効な旅券もしくは査証を所持していること
- 提携航空会社の上級会員であること(ANAの場合はブロンズ以上、JALの場合はクリスタル以上)
香港国際空港フリークエントビジターカードの新規発行がなくなりましたので、普通の日本人がeチャンネルに登録するには提携航空会社の上級会員になるしか方法はないようです。
私は年に3〜4回位香港に行くので、ANAマイレージクラブのブロンズ会員になれた特典で一番嬉しかったのが、eチャンネルの利用です。
eチャンネル登録方法
実際の登録はすごく簡単です。
イミグレーションを過ぎて、北側(右)と南側(左)に申請事務所があります。申請時間が限られていますが、南側だと7:30〜23:00まで受け付けていますので、日本発のフライトでしたら、深夜発を除き、手続き可能だと思います。北側は10:00〜18:00までと短いので、注意が必要です。
私は南側事務所を利用しました。イミグレーション過ぎて“e-道”という案内に沿って進むと事務所に到着します。分かりやすいので、迷うことは無いと思います。
事務所では、パスポートとANAのマイレージ会員のブロンズカードの提示に加え、書類への記入と指紋採取、写真撮影が必要ですが、完了までで5分程度でした。
手続きが終了すると、パスポートの裏にバーコードを貼ってくれます。これで、パスポートの有効期限中はeチャンネルを使うことができます。
以下はANAのWEBサイトのeチャンネル案内ページです。ページの一番下にeチャンネルに関してざっくりと触れられています。
「初回登録申請時は、手続きに時間がかかります。」という注意書きがありましたが、手続き自体はすぐに終わりますので、混み具合次第だと思います。
私が登録した時は、イミグレーションの通過に30分ほどかかるほどの混雑具合でしたが、eチャンネルの登録は待ち時間無し、登録終了直前に別の方が登録にいらっしゃる程度で、混雑はしていませんでした。
まとめ
- eチャンネルはANAやJALなどの上級会員になると利用可能
- 香港入国時にパスポートと航空会社の上級会員の会員証があれば登録可能
- 一度登録すれば、パスポートの有効期限内は利用可能
次回は実際のeチャネルの使用方法についてレポートします。